髪の毛の大切な役割 〜ハゲるとマズイ理由とは？〜
周囲の気になる頭頂部への視線にストレスを感じる日々。「こんなに悩むなら、人間に髪の毛なんて最初から生えてなければいのに！」なんて思ってしまいます。
そもそもなぜ人間に髪の毛が必要なのでしょうか。
一番に思いつくのは「外見をよく見せるため」ではないでしょうか。人間の印象は見た目が8割なんて言うくらいですからね。確かに仕事上での第一印象は、その後の関係性に大きく影響することがあります。恋愛に関しても、外見を全く気にしないという方はほぼいないでしょう。理性や様々な価値観をもった僕達現代人にとっては、髪の毛が外見的に生活に与える影響は大きいでしょうね。
その一方で実は髪の毛には、外見的にではなく、「人間が自らの身を守るため」に本能的に備わった役割というものがあります。それは逆に「ハゲるとマズイ理由」ともいえるでしょう。
僕達がハゲるとなぜマズイのか。髪の毛の役割について学んでおきましょう！
僕達の生命活動というのは全て脳によってコントロールされています。いわば“命の司令塔”ともいえる超重要器官ですね。髪の毛はその脳がある頭部を保護する役割があります。
頭部にダメージを与えるのは衝撃によるものだけではありません。太陽光に含まれる有害な紫外線や外気によって生じる温度差からも、髪の毛は頭部を守っています。
髪の毛自体に神経はないのですが、毛根がある頭皮周辺には無数の知覚伝達神経が張り巡らされています。この知覚伝達神経は非常に敏感で、ほんのわずかな振動も察知します。髪の毛が頭部付近の異物に触れると、その振動が知覚伝達神経を刺激して周囲の危機的状況などを察知することができます。
たまに髪の毛を触られるのを異常に嫌がる人がいると思いますが、あれは本能的に身の危険を感じてる証拠なのです。
僕達は呼吸や食事によって生命活動に必要な酸素や栄養分を体内に取り込みますが、その時吸いこむ空気や口にする食材にも、微量ながら人体に有害な物質が含まれています。1回の摂取量が微量であっても、体内に蓄積し続けると体に異常が現れ、最悪の場合は死に至る事もあります。
髪の毛は血管内に蓄積したカドミウムなどの有害物質を毛乳頭から吸収し、生成する髪の毛と共に体外に排出する働きがあります。
髪の毛が僕らの体に必要な理由、おわかりいただけましたか？1つめと2つめは、今の時代にそれほど危険な状況にも遭遇しませんので、あまり機能することはなさそうですね。しかし3つめに関しては、環境破壊などが進む現代には人間の必需機能であるといえます。これらを知ると「ハゲるとマズイ！死ぬ！」って、ハゲになることに危機感が持てたり・・・しますかね？（笑）
まあ、これはあくまで予備知識ということで、基本的には「外見を良く見せたい！」ことがモチベーションで育毛が続けられればいいのかなと思います。ハゲへの周りの視線をイイ意味で気にしながらいきましょう。